院長の俵です。
先日内視鏡のデモ用の機械を2週間お借りしました。スコープは経鼻、経口、大腸と各々使用する機会を頂きました。当院も開院して7年が経ち、内視鏡システムは日進月歩の進歩が見られます。まずモニターがかなり鮮明になり、明るくストレスなく快適な検査ができます。大腸スコープも硬度調整機能が採用となり、スムーズな操作により、患者さんへの負担軽減になります。
他にも色々ありますが、一番の特徴として、LCI(Linked color imaging)が搭載されていることです。これは多分6-7年前に開発された画像強調技術です。胃や大腸の中の粘膜のわずかな色調の違いを強調することで、微細な変化を見つける事ができます。つまりは、早期の癌などの非常に小さな病変、分かりづらい病変を発見し易くなるという事です。内視鏡専門医としては内視鏡を扱う技術に加えて正確な診断力が求められます。最新の内視鏡システムは更なる正確な診断への手助けとなることは間違いなさそうです。
大学病院や総合病院のように、常に最新の機器を用意することは難しいいですが、当院でもそろそろリニューアルを検討しています。採用になれば、またの機会にレポートいたします。